2011年12月10日土曜日

小休止

こんばんは。インプロゼミブログです。うつみです。

今日は「しゅーへいが青森から帰ってくる!」ということで、始まる前からゼミがそわそわしていました。どみんごが「うつみ君が僕に叱られて、階段の手すりにしがみつきながら泣き叫んでたら面白いよね」などとドッキリ計画を立て始めましたが、そこでしゅーへい本人登場。計画は無しになってしまいました。

まぁ、もとからそれをやる気は無かったけどね。

まずはしゅーへいにインプロゼミの経過を報告。沖縄に行ったこととか、今は戯曲をやっていることとか。しかし、しゅーへいは一言。

「インプロゼミ、全然変わってないっすね」

その後ゼミが始まり、まずは前日のワークショップの報告。どみんごとれいこさんと僕がワークショップをしてきたので、その報告をしようとするものの、れいこさんも僕も「一日経ったら興奮が冷めちゃった」パターンで、適当な報告に(ワークショップ自体はすごく良かったですよ)。

しかしそれでも「昨日やったことを今日やってみよう」という流れに。そして、どみんごが前日のワークショップでやっていた、参加者の人生を使ったインプロを僕とれいこさんがやってみることに。

しかし、僕とれいこさんがワークショップの帰り道に「あれは超難しいよね」と話していたとおり、あんまりうまくいかず。「前にやったことがある」といういーたんもやってみたものの、やっぱりうまくいかず。更に、どみんご自身もお手本を見せず(説明はしたけれど)。

なんとなく宙ぶらりんな状態になったところで、そろそろ発表のことを決めないと、ということになり、舞台の場所を決めたり、照明で遊んだり、配役を決めたり。その間、しゅーへいといーたんは踊っていたり。

……で、そんなことをしていたらゼミが終わってしまいましたとさ。

しゅーへいの上京で浮かれていたのか、なんだか変な回でしたね。今日は「小休止」といったところでしょうか。


おまけ:今朝見た夢の話


ゼミブログの内容があんまり無いので、「僕が今朝見た夢の話をちょっと聞いてよー」のコーナー。インプロゼミのメンバーなら、色々と繋がっていることが分かると思います。夢ってすげー。でもこんな夢はもう見たくない!

どみんごに連れられて、メディア関係の会社(どこかは分からない)のワークショップに行く。バスケットコートくらいのかなり広い部屋に、椅子が80脚ほど卒業式のように並べられている。しかし僕たちが到着した時点では20名ほどしかおらず、どみんごは後方の左端の席に座る。僕は一席開けた隣に座る。インプロゼミから来たのは僕だけらしい。

ここで今日のファシリテーターが登場する(どみんごは今日はただの参加者らしい)。白いシャツに黒いスーツ、そして高めのハイヒールを履いた、「It's キャリアウーマン!」という感じの35歳くらいの女性(以下、苅谷さんってことで)。

苅谷さんが「今日のワークショップのテーマはメディアにおける学びです」といったことをテキパキと説明する。そして前にある黒板に、「学校における学びとメディアにおける学びの違いは何か?」と大きく書き、参加者に発言を促す。

僕はなるほどなーと思い、隣にいるどみんごに「面白い問いですね」と言う。しかし、どみんごは右足を組み、右手であごを触り、黒板を見つめるだけで何も反応しない。

しばらく時間が経つものの誰も手を挙げず、微妙な空気に。それを読み取ったのか、苅谷さんが「学芸大の学生さんも、東大の中原研の学生さんもこの程度なんですか?」と発破をかける。

それでも誰も手を挙げないので、僕は何も考えついていないが、とりあえず手を挙げる。そして当然、苅谷さんから指名される。何も考えていない僕は、思いつきで次のようなことを発言する。「学校の学びは、全員が達成できることを目指す。メディアの場合は、それを目指してはいない。チャンピオンがいれば、それでいい」

苅谷さんはこれを聞いてイラッと来たのか、「うちはそういう風には考えていません」と返される。僕は「(チャンピオンがいれば、それでいい)という風に思われることがあるかもしれませんねー♪」とお茶目に付け足すが、さらにビシバシと返される。僕はしょんぼりと座り、家に帰りたい、と思う。

このやりとりで他の発言者は空気を読み取ったのか、以降はクレバーな(賢そうな)意見だけが出るようになる。そして苅谷さんは意見が出る度に、いちいち「解説」をする。

(夢にありがちなパターンで)いつの間にか参加者が増えていて、50人くらいになっている。そして、僕の右隣には体格の良いおじさんが座っている。前方で座っている二人が発言したところで、おじさんが僕に「あれ、ラーメンズの二人なんだよ」と声をかける。へぇ、なんでラーメンズが来てるんだろうと思いながら、僕は相変わらずクレバーな発言を聞く。

おじさんはその後も「今時ブログくらい書けないと駄目だよ」「将来は何をやるの?」「連絡先を教えてあげようか?」と、やたら顔を近づけながら話をしてくる。僕は更に家に帰りたい、と思う。そしてどみんごは相変わらずの姿勢。

(夢にありがちなパターンで)いつの間にか5つくらいのグループに分かれている。そして、円になって振り返りをしている。僕は会場の右側中央のグループに入っているが、何も話さない。そしてどみんごはいつの間にか会場から消えている。

苅谷さんが「最後に、グループでどんなことが話し合われたか教えて下さい」と言う。どのグループの人も「みんなが自由に学べるような環境が必要」といったことを言う。苅谷さんは満足げな笑顔を見せる。どみんごに悪いなーと思いつつ、この雰囲気に耐えられなくなった僕は、手を挙げて次のように発言する。

「自由に学べるような環境が必要、ということが結論になっていますが、僕はこのワークショップで自由に発言できる雰囲気を感じませんでした。言葉と行動が一致していない場合、僕は行動の方を信じます。」

これを聞いた苅谷さんは一気にヒートアップして、次のように言い返す。「そう思ったなら、その時に言えばよかったじゃないですか。第一、私に何か言われたくらいで萎縮するなんて、学生として失格です。」

僕はこの話を聞きながら、心臓が高鳴り、背中から頭にかけて熱くなることを感じる。また、結局チャンピオンになる素質のある人がチャンピオンになるだけじゃんと思う。しかし、ここでそれを言い返しては同じペースに乗ってしまうだけだと考える。そこで、僕は5秒を心の中でカウントした後、ゆっくりと次のように言う。

「そうですか。分かりました。」

言い終えた僕は、ゆっくりと椅子に座る。しかし、心臓の高鳴りはさっきよりも強くなっていた。

(ここで目覚める)